本日、52歳になりました。
自分の誕生日といったら、親から誕生日プレゼントはもらえるのが当たり前。
誕生ケーキは生クリームをたっぷり使ったホールケーキだからね。絶対ね!などと
多少のわがままを言っても許され
空想の世界では、誰もが自分の誕生を祝福してくれる日(スターのように)。
子供の頃はそんな風に思っていたけれど、
いつの頃からか自分の誕生日とは
自分が今ここに存在できていること、生きていることに驚くとともに
自分と関わる人たちや環境にも自然と感謝をする日になっていきました。
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そして、シングルライフで52歳を迎えました。
同じように歳を重ねても
「同じ」人生を歩んでいる人は一人もいません。
遥か昔に結婚して子供が成人した人だけではなく、その子供が結婚したとか
初孫が生まれたという同級生もちらほらいますし、
ワタクシのようにシングルの方もいます。
シングルである理由も人それぞれです。
一度は結婚したけど、訳あって離婚し、今はシングルという人。
結婚してたけど、パートナーと死別し、今はシングルという人。
そして、ワタクシのように、ずっとシングルという人。
ずっとシングルという人の中には、
いつかは自分も結婚して子供にも恵まれてと「なんとなく」思っていたけど
気がついたら、ひとりのままだったという人もいれば
敢えてシングルを選ぶ人もいます。
最近は滅多に聞かれることはありませんが、
以前は「何で結婚しないの?」と聞かれることは度々ありました。
そんな時に
「あなたは何で結婚するの?」と聞き返すと、不意に聞かれた相手は
「え?だって普通結婚するで・・・しょう?もし好きな人がいれば」とか
「ひとりで生きるなんて、さびしいよ」とか
「人生の喜びの半分しか知らないで死ぬことになるよ」などと言うので
こちらも好奇心からつい
「好きな人がいるのと結婚することって、関係あるの?」
「結婚したら、さびしいといった感情は二度と起こらないものなの?」
「わたしが何を嬉しいと思うのか、知ってるの?どうやって!?」
なんて言おうものなら
「そういう性格だから、結婚できないんだよ!」と逆切れされたり(笑)
以後、相手はこの話題は触れないでおこう・・・と
「変わった人」と分類されてしまうこともありました。
でも、既婚者だから〇〇、未婚者(シングル)だから〇〇と
両者を比較するだけでは不毛な議論に終わることも多いんですよね。
ならば、シングルライフについて
シングルであるワタクシがどう日々を送っていくか。
そして日本のみならず海外のシングルライフを過ごす人たちにも
こんな生き方もある。こんな問題もある。こんなアイデアもあるんだと
このブログでお伝えしていくほうが、面白いのでは?と思ったんです。
でも、だからといってここで
「シングルとはこれこれこうです。こういうものです。だからこうしましょう。」
とまとめたり、結論を出す必要はないんですよね。
なぜなら、ひとりひとり、それぞれのシングルライフのカタチというものがあるのですから。
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先日、アメリカの行動経済学者であり、経営学教授でもある
ピーター・マグロウ博士が、シングルライフについて書いた本
Solo: Building a Remarkable Life of Your Own (※)を読んでいたら、
そうそう、そうなのよ!と思わず膝を打つ一文がありました。
博士が恋人たちとの破局があるたびに
何か自分に問題があるのだろうかと考えてしまったそうです。
でも、ふとある時に
“I am happy when I am single.”
Solo: Building a Remarkable Life of Your Own(Dr. Peter McGraw )
と気がついたそうです。
そうなんです。
ワタクシも、誰かと一緒に過ごすのが嫌だとか孤独が好きだというのではなく
ただたんに
「シングルライフを過ごしている自分は、とても満ち足りた気持ち」になるのです。
その気持ちから、一日をスタートする幸せを味わい続けたい。
そして、そんな自分を後ろめたく思う必要もなく、受け入れていいんだと。
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さて、あなたのシングルライフはいかがでしょうか?
ぜひ、コメントをくださいね。
※Solo: Building a Remarkable Life of Your Own(Dr. Peter McGraw )
ピーター・マグロウ博士ご自身もシングルで、この本はシングルの人たちが充実した人間関係を築き、すばらしい人生を歩むためにこの本を書いたそうです。日本語訳は出ていませんが、ご興味があればぜひ手にとって読んでみてください。
ちなみに、博士はシングルとソロを使い分けています。ソロとは、実生活でも精神的にも自立して、自らの意志でより良い人生を送ろうとするマインドセットであるとおっしゃっています。