あなたは今まで何かを諦めたことはありますか?
その理由は何だったか覚えていますか?
諦めてしまうのは、何かを始める前に諦めることもあるでしょうし
始めてすぐ、道半ば、ゴール間近の時もありますよね?
いつ諦めるかも、どんな理由で諦めるかも、人それぞれでしょう。
そして多くの場合、「周りの人たちや環境が諦める要因になった」と思うのではないでしょうか。
例えば、
- 子供の頃の夢はピアニストになることだったけど、親に反対されたから諦めた。
- あなたには無理じゃない?現実をみたほうがいいよと言われ、出鼻をくじかれた。
- 結婚して家族も増え、まずは家族のことを考えないと。自分のことを優先するなんて自己中心的すぎると思ってしまう
- 好きなことを仕事にしたい。でも、そんなことができるのは一握りの環境にも人にも恵まれた人たちの話かなと思う
挙げようと思えば、本当に、いくらでも出てくると思います。
でも、実は、諦めてしまう原因は周りや環境のせいではなく、自分自身の誤った思い込みなどが引き金になっていることのほうが多いのです。
今回はよくある思い込みなどや、諦めずに進み続けるヒントなどをお伝えします。
必ずしも、一つ努力したら一つ結果がでる、といった右肩上がりの直線ではないんです。
でも、何も起きていないというわけではありません。表面上、停滞して見えているだけです。
実際のところは、次のステージに行く前の、エネルギーを貯め込んでいる状態なのです。
はじめは努力に対して思ったような結果をえられなくても、コツコツと継続していくことで指数関数的、つまり雪だるま式に得るモノが大きくなっていったりすることもあるんです。
目先の結果だけに心を奪われないようにすることが大切ですね。
新しいことをはじめた。目標に向かって動き始めた。
けど・・・「なんだか、やっていく自信がなくなってきた」と思った途端に気持ちの糸がプツンと切れて諦めてしまった、なんてことはないですか?
自信とは、自分を信じることなので、もちろん大切です。
でもその前に、そもそも自分を疑ってかかっていないかを胸に手を当てて、自分自身に聞いてみる必要があります。
「失敗したらどうしよう。今の実力では、到底、無理じゃない?」とか
「そんなことやって、なんの意味があるの?」など
自分を疑う言葉を自分に囁きかけていませんか?
「疑い」からは決して自信は生まれないんです。
自分を疑うことを疑ってみる、”Doubt your doubts” です。
自分にとって必要なステップを知るのはベースラインです。
必要なステップさえ分かれば、大変なことや嫌なことは一切起こらずに目標に到達できるのではなく、どんな道であっても、自分の足で歩かないといけないんですね。
諦めずに進み続けるヒント
では、諦めずに進み続けるにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、マインドと行動をほんのちょっと修正してみることです。
周りの人たちや環境を変える前に、ほんの少し別の角度から捉えなおしてみること。
そして、それに伴って今までの行動(習慣)をほんのちょっと変えてみること。
そうです。余計な時間や労力をかけないということが、私たちアラフィフには大切なことなのです。
こちらを選択したら、あちらは諦めなければならないといった1か0かの選択をし続けるのではなく、ほんの少しだけ変えていく、を繰り返していくという選択の仕方にシフトしていくのがベターなのです。
「わたし」を諦めることは絶対にしない
あなたの人生は、あなただけのものです。
自分の気持ちに嘘をついたり、気持ちと行動がばらばらで一致していないと、どうなると思いますか?
あなたが、あなたではなくなってしまいます。
アメリカの潜在意識変容の専門家 (expert in subconscious self-transformation) であるJim Fortinさんが人間(human-being)とは、human+being、つまり「在り方=どう在るか」なんです。
日本語でも「人間」を「人」「間」と書きますよね?
つまり人というのは、人と人との関係で捉えているっていうことだと思うんですが、私たち一人一人が、初めに関係をもつのは、他人ではなく自分自身なのです。
まずは、自分のことをどう捉えるか、どう関わっていくか、どう在るべきか、が大切なんです。
だからこそ、たとえ何かをすることは諦めたとしても、自分がどういう人でありたいか、「わたし」で在り続けることは決して諦めてはいけないのだと思います。