あなたには、大人になってから諦めたことがいくつありますか?
進学、就職、結婚、子育て、夫婦関係・・・・・、諦めることにすっかり慣れてしまっていませんか?
または、諦めたつもりだったのに、もし諦めなければ違う人生だったかもと後悔したり、本来は能力があるのだから諦めなければ自分だって夢が叶ったはず、と過去にとらわれて、振り回されて、前に進めなくなっていませんか?
もし、今現在、諦めようとしていることがあるならば、その前に、ご自身に一つだけ、問いかけてみてください。
「諦める理由をわたしは好きなのだろうか?」と。
好き嫌いなど関係ないと思われるかもしれませんが、わたしたちは感情の生き物です。
好きでないものを受け入れようとしても、私たちは心の中で抵抗し続けます。
そして、後悔や未練というかたちで、何度も現れては消えてを繰り返すことになります。
では、上記の質問の答えがノー(諦めた理由が好きではない)の場合、以下のステップを踏んでみてください。
諦めずに、望む目標や在りたい自分に一歩、また一歩と進むことができるかもしれませんよ。
1.まずは、諦めようとした理由をあげてみる
あなたが、諦めようとした理由は何ですか?
・大変だから?
・時間がかかるから?
・お金が無いから?
・まわりの人の目が気になるから?
・身のほど知らずだと言われたから?
2.その理由に挙げたことは、事実ですか?
・時間が無いというのは、本当ですか?
なんとなく、スマホやテレビをみている時間を足し合わせたら、諦めようとしていたことに多少なりとも時間を充てられるかもしれません。
・身のほど知らずというのは、本当ですか?
あなたは、まわりが評価する自分で、自分の道を決めますか?
素の自分を受け入れるのではなく、他人が認める自分を信じますか?
3.ゴールと障害を天秤にかけていたことに気づく
そもそも、目的を達成することや在りたい自分になることと、その邪魔をすると思っている境遇や困難の、どちらを選ぶかという不毛な争いをしていたのです。
自分の道を阻むと思っている境遇や困難は、諦める理由ではありません。
いま、あなたが具体的に進むべき道を示しているだけです。
大きな川があったら、どうしますか?
歩いて川を渡るのではなく、船に乗ったり、橋を探してみたり、その時々に最適な手段を探して、目的地に向かうでしょう。
4.目の前のことに一喜一憂せず、長期的な視点を持つ
確かに、目的地に着くまでには、予期せぬ事が起きたり、しんどいこともあるでしょう。
ですが、今諦めてしまい、束の間の安心や心地よさを味わうのと、諦めずに望みが叶ったときに感じる喜びは比べ物になりません。
もし、今、何かを諦めようとしているのであれば、是非一度、ご自身に問いかけてみてください。
その理由は、好きですか?
境遇や困難を諦める理由にしていませんか?