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自分の人生にプロ意識をもつ

あなたは自分の人生の「プロ」として生きていますか?

私たちはそれぞれ

「母親として」「娘として」「正社員として」など

なにかしら社会や人間関係において、役割を持ち

そして、義務や責任をおって生きています。

でもそういった役割の中には、必ずしも

自分がやらなければいけないというワケでもないのに

「当然のこと」として、その役割を優先して

自分のことは後回しにしてしまうことも度々です。

もし、今のあなたが何となくモヤモヤしたものを感じたり

ふと、このままでいいのかなと思うことがあるならば

そういった役割をあなたの人生の「デフォルト」に

言い換えれば他人の人生のためのプロフェッショナルに

なっている状態と言えるかもしれません。

でも、今のあなたに必要なのは

他人の人生のためのプロフェッショナルではなく

自分の人生のプロフェッショナルになることです。

「自分」という人間を誰よりも知り

自分を扱うプロフェッショナルであることなのです。

プロフェッショナルとアマチュアの違いとは?

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』の著者である

ジェームズ・クリアーさんは、ご自身のウェブサイトで

プロフェッショナルとアマチュアの違いについて、以下のように書かれています。

“Professionals stick to the schedule, amateurs let life get in the way. Professionals know what is important to them and work towards it with purpose, amateurs get pulled off course by the urgencies of life.”

出典:The Difference Between Professionals and Amateurs

プロフェッショナルは、立てたスケジュールはきちっと守る。

対して、アマチュアは自分や身のまわりに「起こること」に流されてしまう。

それがプロとアマの違いだとクリアーさんはおっしゃっています。

プロフェッショナルとは仕事中毒な人を言うのではなく

「だって、そんな気分じゃないから」と気分に流されたり

「出来ると思ったんだけど、用事が入っちゃって」とか

「自分は悪くないんだよ。仕方ないじゃない」と

被害者のように振舞うのではなくて

自分にとって大事なことのために

時間をつくって実行する人のことである、

とその記事の中でおっしゃっています。

クリアーさんがおっしゃるように

プロとアマの違いは、単に職業としてではなく

マインドセットが大きく違うんですね。

プロフェッショナルって何をする人なの?

村上春樹さんはエッセイ『職業としての小説家』の中で

そもそも「小説を書きたい」という内的衝動がなければ、小説は書けないということ

そして、小説を書き始めれば、小説家はひとりぼっちなのであり

いったん自分ではじめたことは、自分で推し進めて

自分で完成しないといけないと書かれていたんです。

小説に限らず、私たちひとりひとりの人生も同じことで

「こうしたい」「こんな風に生きていきたい」といったときに

たとえサポートしてくれる人がいたり、環境があったり

お金も時間も有り余るほどあったとしても

それでもやっぱり自分の手と体と頭を動かして

生きていかないといけないんですよね。

「書き下ろしの長編小説を書くには、一年以上(二年、あるいは時によっては三年)書斎にこもり、机に向かって一人でこつこつと原稿を書き続けることになります。朝早く起きて、毎日五時間から六時間、意識を集中して執筆します。  (中略)  そんな生活をしているとどうしても運動不足になりますから、毎日だいたい一時間は外に出て運動をします。そして翌日の仕事に備えます。来る日も来る日も、判で押したみたいに同じことを繰り返します。」

『職業としての小説家』(村上春樹著)

人って、その時の気分に自分を委ねるてしまうと

「面倒くさいな」「今はやめておくか」「今度でいいや」と

ついラクなほう、ラクなほうへと

自分を省エネモードにスイッチを切り替えてしまうんです。

それを知っているからでしょうか。

村上春樹さんは来る日も来る日も、早起きをして

5ー6時間机に座って、ひたすら書いて、書いて、書くんですね。

村上春樹さんは、こんなこともおっしゃっています。

「リズムを乱さないように、巡り来る日を一日ずつ堅実にたぐり寄せ、後ろに送っていくしかないのです。そしてそれを黙々と続けていると、あるとき自分の中で「何か」が起こるのです。でもそれが起こるまでには、ある程度の時間がかかります。あなたはそれを辛抱強く待たなくてはならない。一日はあくまで一日です。いっぺんにまとめて二、三日をこなしてしまうわけにはいきません」

『職業としての小説家』(村上春樹著)

このくだりに、わたくしは

うんうん、そうそう、

小さな一歩でも一歩は一歩で、確実に前身してるんだから、と

と何度も頷いて読んでおりました(笑)

まとめ

孤独死したらどうしよう

お金が足りなくなったらどうしよう

政府は何もしてくれない

自分には頼れる人やモノがなくて、ひとりぼっち

と言い続けても、不安が不安を呼ぶだけで何も変わらないんです。

もし今の自分がシングルとして生きるためのスキルも知識がない

どうやって生きていけば幸せになるのか分からないと思うのであれば

今日、自分にできることを一つ探して、トライしてみたり

将来の準備やプランを立てて

「自分」という人間を誰よりも知り

自分を扱うプロフェッショナルになること、そして

自分の人生のプロフェッショナルになるぞといった気持ちで

日々過ごしていくことが大切なのではないでしょうか。

もちろん、毎日を楽しみながら。


音声で聴きたい方はこちらから(ポッドキャストEP #49 シングルライフを楽しむステップ ~その5:シングルライフのプロになる~)

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