人として成長したいと思った時に、あなたはまず何をしますか?
現場に出て直接体験してみる、本を読む、対面又はオンライン講座などで学ぶ、経験者から体験談を聞く・・・
では、その次に、何をしますか?
実は、その経験をどう活かすかが、成長の鍵を握ります。
なぜなら、「経験」自体は成長とは何の関わりもないからです。
「経験」は単に見たり、聞いたり、行うということにすぎません。
「経験」が私たちを人として成長させるのではないのです。
例えば、何事も経験!と日本一の高さや落差のあるジェットコースターを乗ったあとに、人として成長できたと思う人は多くはないでしょう。
ですが、高所恐怖症の方にとっては、人としての成長につながることもあります。「ジェットコースターを乗ること」自体は成長とは関係ありませんが、「ジェットコースターを乗ること」を通して、「恐怖心を克服できた」のであれば、その人にとっての成長といえるでしょう。
また、経験の「数」「量」にこだわる必要はありません。
これから先の人生でこの経験をどう活かそうか?と考え、チャレンジし続けることが、人としての成長につながるのです。
今、たとえ「失敗してしまった。もう駄目だ」「自分は未熟だ」と思ってしまっても、その経験を「過去の出来事」で終わらせるのではなく、「学び」というかたちで「未来の自分」につなげていくこと。
もし、同じことが起こったら、「今度はより良い結果を生み出すために何をしたらいいのだろうか?」「今は何が必要なのかな?」と考えて、試して、またその経験から学んで、試して、を繰り返していくことが大切なのです。
わたしたちの毎日は、成長する糧に溢れているのです。
さて、今日はどんな経験を成長のきっかけにしていきましょうか?