“It’s not the will to win that matters. It’s the will to prepare to win that matters.”
大切なのは勝ちたいという意志ではない。勝つための準備をする意志があるかどうかだ
ポール・ブライアントさんの言葉（アメリカ・アラバマ大学フットボールチームの元監督）
目標達成に、モチベーションは必要！？
「よし、今度こそはやりきってみせる！」
「この目標だけは達成する！」
と心に誓って挑んだはずなのに・・・
「今はやっぱりタイミングが悪いのかな・・・」
「まわりの人たち（家族や上司など）が協力してくれないから上手くいかないんだ」と
ちょっと投げやりになってしまったり
何かと理由をつけて諦めたりしてしまうことはないでしょうか。
コーチングセッションでも
「モチベーションが下がって、やる気がおきません」
「どうしたらモチベーションをもう一度上げることができるのでしょうか？」
と、モチベーションが目標達成には無くてはならないものと捉えて
モチベーションを上げる方法や、モチベーションを保つ方法を知りたいと
おっしゃるクライアントさんも多くいらっしゃいます。
もちろん、何かをやり遂げるにはモチベーションがあったほうがいいのですが
モチベーションはあくまで潤滑油のような役割であって、原動力とは言えないんです。
あなたを突き動かしていくのは「モチベーションの有無」ではなく
なぜ、その目標を達成したいのか？といった、あなたの「なぜ？」なのです。
もし、動きが鈍くなったり、止まったりした時には
もう一度、自分の「なぜ？」を思い出すようにしてみてください。
思い通りの人生にするためのヒント
目標達成と同じように、思い通りの人生にするために必要なのは
「誰と、どこで、どんなふうに毎日をすごしたいか？」をできるだけ具体的に思い描くと同時に
あなたが「なぜ？」そうしたいのかといった
自分を突き動かすものを常に心の中に宿していくことです。
そして、その時に必要となるマインドセットは
・コミットすること（＝積極的に取り組んで、決めたことに対して責任をもつこと）
・準備する意志を持つこと
の２つです。
特に、「準備をする意志を持つ」は忘れがちなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
こうなったらいいなあ、ああなったらいいなあと思っても
他の誰かがそれを察して「いい機会をもってきてあげたよ〜」ということはほとんどありません。
指をくわえて待っているのではなく
自分から考えて動く、そして望む結果を得るための準備をしていく。
できないことに意識を向けるのではなく
今、できることに意識を向ける。
そのための準備をしていく。
それが、思い通りの人生にするための近道です。
かく言う私も、できないことに意識を向けすぎて
危うく自分から道を閉ざしてしまいそうになったこともあります。
もう5年以上前になりますが、建築関係の資格試験に挑んだ時に
「覚えることが多すぎる、どう考えても時間が足りない。無理～！！！」とジタバタしていたんです。
そこで、すでに試験に合格している同僚に愚痴とも言い訳ともつかないようなことを話したんです。
すると、同僚がひとこと言ったんです。
「菊地さん。わざわざ、お金と時間をかけて試験を受けるのに、不合格することを考えているんですか？」と。
同僚の顔には「なぜそんなことを聞くの？」と、はてなマークがついていました・・・
その時、ハッと気づきました。
自分にとっての「なぜ？」（＝もちろん、合格すること）が影を潜め、
「何をすればいいか分からない」「もう無理だ」「時間が無い」
といった不合格になるための証拠集めに時間も労力もかけて、心がいっぱいになっていたのです。
でも同僚のおかげで、「コミットすること＆準備する意思を持つこと」
というマインドセットに切り替えることができ、その時はどうにか合格することができました。
もし、あなたが思い通りの人生にしたい、目標を達成したいと思っているのであれば
今の自分には条件が整っていない、実力がない、時間がない、お金がないと
「ない」証拠を集めるのではなく、
いつでも、どこでも、やっていくぞ! と言い切って
どんどん行動してみてはいかがでしょうか。
自分の人生の舵を握り続ければ、どんな自分にもなれますよ！
