あなたは普段、「でも(BUT)、だから(SO)」と「それと(AND)」のどちらの接続詞を多く使っていますか?
例えば、
・「わたしはシングルだけど(BUT)、今とても幸せよ」
・「わたしはシングルよ。それと(AND)、今とても幸せよ」
と、久しぶりに会った友人に近況報告する場合、どちらが、ありのままの自分を受け入れていて今の自分を説明していると思いますか?
「BUT」は、他人と自分を較べてしまったり、自分を卑下してしまったり、自分の正当性を主張したくて少し言い訳じみたことを言ってみたくなった時や、相手の言動にリアクションをしてしまったりした時に、使うことが多くありませんか?
反対に、「AND」は、他人と較べることや、今の自分の状況に意味づけをすることなく、ありのままの自分を受け入れている時に、使っていませんか?
そうなのです。
今の自分を受け入れるとは、今の自分の状況の一つ一つを「でも(BUT)」や「だから(SO)」ではなく、「それと(AND)」で、捉えればいいのです。
上述の例で言うと、シングルであることと、幸せであることは、それぞれ全く関係のないことです。
お互い、それ自体は何の影響も与えません。
例えるならば、一枚のお皿に載っているものが、今のあなたの状況を表しているとすれば
「シングルの私」と「幸せな気分の私」がそれぞれ載っているだけなのです。
すべて、私たちが、どう考えるか、どう意味づけするか、なのです。
シングルを自由な人・自立している人と考えるひともいれば、孤独・自分勝手と考えるひともいるのです。
もし、今、あなたが「〇〇だから、△△できない」と思っていることがあったら、状況の一つ一つを、いったん、「それと(AND)」で繋ぎなおしてみませんか?
「時間が無い(一日30分しか取れない)から、自分のやりたいことを始められない」
ではなく、まずは
「時間がない(一日30分しか取れない)」と「自分にはやりたいことがある」に切り離してみる。
そして、
「一日30分、自由にできる時間がある」と「自分のやりたいことがある」、と事実だけを取り出してみる。
すると、どうでしょう。毎日30分、やりたいことができることに気づきませんか?
今の自分の状況を一つ一つシンプルにみることが、自分を受け入れ、前に進む足がかりともなります。
「でも(BUT)、だから(SO)」が口癖の方は、是非、「それと(AND)」を意識して使ってみませんか?