あなたは最近、心の底から楽しんだことや笑ったことはありますか?
リチャード・ロンクレイン監督の『輝ける人生』という映画をご存知でしょうか。
35年連れ添った夫と自分の親友の浮気現場を目撃したことがキッカケで自分の人生を見つめ直した主人公サンドラのお話です。
サンドラは、夫の浮気発覚後に長年疎遠だった姉のところにしばらくの間住むことになり
姉が通っているダンス教室に一緒に通い始めるうちに
自分が子供の頃にダンスを心から楽しんでいたことを思い出し、徐々に自分を取り戻していくのですが
サンドラの姉が、サンドラに言った言葉がとても印象に残っています。
死ぬことを恐れているからって、生きることも恐れないで
映画『輝ける人生』
この世を去るのが「いつか」は誰にも分からないし、考えるだけで恐ろしいときもある。
でもだからといって、「いま」この瞬間を恐れながら生きることはないんですよね。
人生とは、そもそも冒険であるということ
あなたは冒険と聞いて、何を思い出しますか?
「インディ・ジョーンズ」「指輪物語」「ハリーポッター」「エルマーの冒険」など子供時代に流行った小説や映画、ドラマかもしれませんし、リスナーさんご自身の冒険譚を思い出すかもしれませんね。
ワタクシは子供時代にテレビで観た、マーク・トウェインの小説を原作にしたアニメ『トム・ソーヤの冒険』です。
冒険というと、無人島とか太古の昔とか宇宙とか、今いる世界とはかけ離れた時や場所が多い中で
主人公トムは、日常の中に楽しみを見出したり、自分で楽しみを作り出している。
どんな時も好奇心、冒険心をもって行動していることにとても魅力を感じていました。
そもそも冒険とは
・危険に満ちた中に身を置くこと
・成功するとか失敗するとか、この先どうなるか不確実な中で行動を起こすこと
であるならば、人生とはそもそも冒険だということですね。
大人になった私たちは、ある程度、時間もお金も自由になることから
旅行などの非日常で冒険することもできますが
非日常は、あくまでも日常にスパイスを沿えるもの。
まずは日常に「冒険心」を持って過ごすことで、より人生が豊かになるのではないでしょうか。
冒険に満ちた人生を送るための7つのヒント
以下、人生という冒険で必要な7つのツールです。
1.感情と思考のマネジメントをする:何かあるたびに感情に流されたり、ぐるぐる思考になったり、頭でっかちになったりしていると、自分のことがコントロール不能になってしまいます。感情と思考の主導権をもう一度取り直すことや、仕切り直すことが必要です。
2.目的やパッションを見つける:良からぬことが起こるのではないかと心配したり、恐怖心でいっぱいになるのではなく、目的やパッションを見つけ、好奇心をもって取り組むこと。そして、「今ここ」で出来ることに集中することが必要です。
3.計画を立てる:がちがちにプランを立てるのではなく、とりあえず今はこれをクリアすればいいかなとステージクリア型ゲームのように、ひとつひとつ目の前のことに対し、計画し、実行していくことをおススメします。
4.今のルーティンを見直す:もし今、なんとなく毎日が退屈だというのなら、ちょっと今のルーティンを見直してみること。そもそも、人生とは冒険なのに、ルーティンを持つことで、安心感や安全さ、快適さにつかりすぎていないか。変化のない生活になっていないか、振り返ってみるなどですね。
5.心に余裕を持つ:心がいっぱいいっぱいになってしまうと、身動きがとれなくなります。客観的に物事を判断したり、違った視点を持つことができなくなると見える世界が狭くなり、経験できることや、学べることも少なくなってしまいます。
6.体調を管理する:メンタルだけではなく、行動を起こすには私たちの身体のメンテナンスが必要です。身体を鍛え、整えていきましょう。
7.助っ人をもつ:気づきを与えてくれたり、見守ってくれるコーチや仲間を持つことは必須です!
人生という冒険は、自分を取り戻す旅であり、人として成長する旅であり、生きる喜びを味わう旅でもあります。
そんな旅は、非日常だけのものではなく、「冒険心」があれば日常の中でも可能です。
でも、冒険の扉は勝手に開いてくれるものではありません。
その鍵をもつ自分が開けていくのです。
ちょっとした勇気とチャレンジ精神をもち、行動することを繰り返ことで
これから先の人生では
「こんなこともできるんだ」
「まだまだ面白いことがある」
といった毎日を過ごすこと、間違いなしですよ!