もし、あなたが「これが私の人生」と言い切らないまでも、他人もしくは自分自身に「私の人生って・・・」と説明するとしたら、どちらがより近いでしょうか?
A: 良いことも悪いこともひっくるめて、過去の自分を今の自分がどう捉えているかをまず説明する
B: 過去がどうであれ、今いる地点から先の未来、つまり一歩を踏み出したり、前に進み続けたいことを話す
AとBの、どちらがいい悪いというのではありません。
ただ、もし「これが私の人生」と言い切るのであれば、多少の勇気と覚悟が必要になるんです。
なぜなら、言い切るということは、誤魔化しや曖昧さをなくして明言することでもありますので、何が起きても起きなくても、全ては自分の責任だと認めることでもあるからです。
自分の人生に責任を持つとは
でも、ここで自己責任と聞いて、病気になるのも大変な目に合うのも、元はすべてその人が悪いんでしょ、といった風にネガティブに捉えることはしてほしくありません。
自分の人生に責任をもつとは、自分でコントロールできるものを増やしていき、前に進む力をつけることでもあるからなんです。
つまり、コントロールする力と前に進む力の、両方の力を持つこと。
自分に対して手綱を握る役目と、前に進んでいく役目の両役を担えるからこそ、私たち一人一人は最強の人間になることができるのです。
どんなに速く走る馬でも、馬力のある馬でも、しっかり手綱を握らないと、馬はどこに行くか分かりませんよね?
手綱を握る役目をする自分は、目の前のことだけではなくて、たとえ目的地が遠かろうと近かろうと、目的地に着くための手段や道筋を考え続ける。
実際に動く役目をする自分は、ずっと走り続けるなんてことはできないので、休憩をいれたり、リフレッシュしたり、栄養補給したりする必要があるんですね。
「これが私の人生」と言い切るには
では、「これが私の人生」と言い切れるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、まず
前に進んでいく役目と手綱を握る役目の両役をしっかり担うこと。
つまり自分に責任を持つ力をつけていくこと。
そして
自分の価値観や大切にしていきたいことと、日々の行動が一致するようにしていくことです。
そうすることで、「これが私の人生」と言い切ることができるのではないかと思います。
いきなり「自分が本当にやりたかったことは何だろう?」と胸に手をあてて、考えて見ても・・・わからないんですね。
だからこそ、時々ではなくて毎日、自分のための時間をとって
その時の自分の気持ちに気づいて
「あー、自分ってこんなことが気持ちいいと思うんだなあ」とか
「こんなことが好きだったんだよね」
ということを身体が思い出したり、気づいていく機会をどんどん増やしていき
気づいた気持ちに行動を一致させていくことを増やしていくんです。
そうすれば自ずと
「これがわたしの人生」”This is my life.” と口から出てきますよ。